第628回 商用オフザシェルフとハミング限界

たちかはり古きブログとなりぬれば日ハム芝草長く生ひにけり。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅己です。

レディー・ガガ様の主演映画『アリー/スター誕生』を観ました。鑑賞直後は、とにかくガガ様の音楽とパフォーマンスが圧巻すぎて舌を巻きましたが、時間が経つにつれて映画のシーンがあれこれじわじわと反芻されてきて不思議な感動が蘇ってきます。何度もリメイクされている映画だけど、あたかもガガ様の自伝かと思えるほどの適役に感じました。

ただし一つだけ違和感がありました。主役の二人が初めて『シャロウ』を歌う感動的なシーンは、音楽的には絶対にありえない光景なのです。この曲は前の晩にアリーが一節を鼻歌まじりに聴かせたもので、翌日それが本番のライブステージでバンド演奏をバックに完璧な歌詞とアレンジで再現されます。こんなことが何も打合せなく一度もリハせずできるわけはありません。

IT現場でも、「やってみないとわからない」という言葉が便利なおまじないのように誤用されるシーンが時にありますが、何かを作るには事前準備、練習、試作、テスト、リハーサルが絶対に必要なのです。これを忘れてはなりません。

<今日の本歌>
田辺福麻呂『寧樂の故郷を悲しびて作る歌一首 并せて短歌』

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