第601回 手車とデ・ミニミス

ホースラヴァー・ファットの神経ブログは、グロリアから電話がかかってきてネンブタールを持っているかときかれた日に始まった。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅己です。

月に2回はクラシックの先生にピアノのレッスンをお願いしています。テクニカルなエチュードと、楽しむための有名曲を題材にしていますが、いずれも易々と弾けるものではなく、進捗は牛歩のごとしです。

稽古でダメ出しを受けて持ち帰りますが、そう簡単に上達するでなく、十分な練習時間もなく、そうこうするうち次のレッスンが近づいてくるとどうしても憂鬱になってしまいがちですが、ここでスパイラル研究者としてはよくよく考えなければいけません。

一体なぜ憂鬱になるのか。先生に怒られるからか。恥を掻くのがいやだからか。実力のなさを思い知るのが辛いか。いずれにしても最初から当然のことだし、ピアノを楽しんで弾けるようになるという本来の目的からすればまったくの枝葉末節である。そう考えれば憂鬱になる理由はひとつもない。ガンガン怒られて恥を掻いて実力と向き合い目的に近づけばよい。

IT現場でも見当違いの悩みを抱えている人々にしょっちゅう出会します。課長にほめてもらうために資料を作っているわけではないし、相手を出し抜くためにプレゼンの準備をするわけでもないはずです。目的を意識していれば、些事に惑うこともないでしょう。

<今日の本歌>
フィリップ・K・ディック『ヴァリス』

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