第590回 祖父が茶屋とアーベル群

書いて書いてどうなる 書いて書いてどうなる 涙も迷いもうずめ尽くせ 淡き淡きブログよ。こんにちは、大島雅己です。

立川佐平次師匠の落語教室、無事に公演が終わりました。『目黒のさんま』をなんとか乗り切りましたが、複数のお手本をツギハギのようにして15分に収めたこともあり、やや不安定な出来栄え。そもそも殿様や侍が登場する噺というのは初心者には無謀でした。次回はもっと慎重に演目を選ぼう。

さて公演を終えてやはり身に沁みたのは、落語という芸能の恐ろしさ、深淵さ、難しさ、楽しさ、すばらしさです。すべてのことをたった一人で行い、リアルタイムで聴く人の脳内に物語を浮かべさせ完結させなければならない、という至高の芸術です。だからこそ落語のスタイルは究極的にシンプルでなければならないのです。必要最低限のギリギリまで無駄を省略しているからこそ無限の世界を描けるという、まさに無から悠久を生みだすアートです。

IT現場にいても常にそういう感覚は大事にしたいと思っています。システムはそもそもシンプルであるべきですし、複雑な機能は事故の元になります。派手なデザインや流行りの先端技術を飾り立てるのではなく、必要十分な姿が理想です。そのためには、本当にやりたいことは何なのかを徹底的に明らかにし、そこを際立たせることが重要です。やりたいことが明確化されていれば、システムもシンプルになります。

<今日の本歌>
狩人『若き旅人』

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