第576回 モシュコフスキと非定型的BPMS

愛する者にブログを見せるのは忍びないことであるけれど、これも運命だとあきらめてくれ。お前の名は最後まで思いつづけるであろう。こんにちは、大島雅己です。

ピアノで新しい曲の練習に取りかかる時、いきなりは弾けませんから、最初は片手ずつ練習します。右手はたいていの場合はメロディーラインですから、わかりやすく親近感もある代わりに、その分、技巧的に難しいし、歌心も要求されますし、ごまかしもききません。左手は通常は伴奏パートなので、右手が存分に歌えるように基盤を固めリズムを刻み盛り立てる影の立役者です。とはいえ決して手を抜けるパートではなく、むしろ右手以上にゆるぎない安定性が求められます。右手が多少羽目を外してもそれをしかと受け止めて曲を進行するのが左手です。

そして両手で合わせて弾いた時、右左お互いが相手を聴き相手を理解し、相手を受けとめながら己れを発揮するという境地にいたるためには何度も何度も繰り返して意志を疎通させていく必要があります。

IT現場でも、攻めの施策と守りの地盤がありましょう。先端技術を磨き新たな商品戦略を立てていく部分と、既存のシステムを安定的に運用保守しながら新規システムを支える基盤、これらがあたかもピアノ右手と左手のように連携しあいながら互いに相手を理解し、相手を受けとめることで、理想的なITになるのだと思います。

<今日の本歌>
モーリス・ルブラン『探偵小説アルセーヌ・ルパン』

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