第562回 アニマティックと無為解脱

マッハロッドでブロロロログ、ブロロロログ、ブロロロログ、ぶっとばすんだギュンギュギュン。こんにちは、大島雅己です。

バッハの『フランス組曲第2番』を練習しています。聴いてみるとそれほど超絶難ではなさそうに思えるし、譜面もまあまあとっつきやすく見えるのですが、実際に自分で弾いてみるとなぜだか途方もない絶望感に苦しめられます。右手と左手の絶妙なコンビネーション、リズムとメロディの玄奥な交差が寸分の隙なく求められる構造だからでしょうか。

まず譜面通りに音が出せるかどうかの修練がしばらく続き、なんとか譜面を再現できるようになったかなと思えるレベルに来ても、それでは音楽になりません。そのまま譜面との睨み合いをいくら続けてもきっと無駄でしょう。それは完成形のイメージがないからです。

最終的にどのような音楽を人々の耳に届けるのかという絵が描けていなければ、いくら譜面通りに音を鳴らしても意味がないのです。野球にだって、映画にだって、オーケストラにだって、監督や指揮者が頭の中にゴールのビジョンを持っているはずで、それがなければゲームも、作品も、生命を持てずに、受け手を感動させることはできないでしょう。

IT現場でも同じことが言えます。さまざまな戦略を打ち立てて企画を起こし施策を打ったって、何に向かうのかというビジョンがなければ、ヒト・モノ・カネの無駄遣いです。

<今日の本歌>
さいとう・たかを『超人バロム・1』

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