第552回 ブリスシンボルと披裂軟骨

ブログの国の住民でして、向こうに籍もあります。一時的な赴任ということでそこからやって来たわけですが、ご覧のようにこっちに随分と長居してしまって。こんにちは、大島雅己です。

松岡正剛先生のイシス編集学校にて、内輪のイベントに参加してきました。テキストの共読会です。卒業した後も有志で集まって定期的に開催しているのですが、皆さん勉強熱心ですばらしい。私は都合が合わず欠席することもたびたびですが、行けば大いに刺激を受けます。

今回はオラリティとリテラシーの話、皮膚の触知の話など。リテラシーというのは普段よく使う言葉です(情報リテラシーとか金融リテラシーとか、新聞でも使われていますね)が、オラリティと対比させて使う機会はあまりない気がします。前者は書き言葉の能力、後者は話し言葉の能力ですね。

言葉を磨く修行をするにも、この両者を意識することが重要であると再認識した次第です。本を音読する。書道をする。落語をまねる。カリグラフィをする。朗読を録音する。色々なフォントを使う。などなど。音楽でも、実際の演奏と譜面の解析の両方を意識します。

IT現場ではコミュニケーションが命ですが、書面で共有すべきこと、対話で確認すること、この両者を適切に使い分けないとたいへんな誤解が生じる恐れがあります。どちらがいいということではなく、それぞれの特徴を理解した上で使いこなすことが肝要です。

<今日の本歌>
作者不詳『竹取物語』

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