第543回 ポストプロダクションと企業資源計画

あなたの肩先に ひらひらこぼれてる プラタナスの枯葉 寒そな枯葉 どこまで書こうか 真冬のブログ このままどこまでも 書いていたい。こんにちは、大島雅己です。

落語の口上に合わせて役者が当て振りをするというテレビ番組があります。人気落語家が出演することもありこれはこれで趣向としては面白いのですが、落語の楽しみとは別のものになっています。自分の脳内に自分の絵を浮かべるのが本来の醍醐味なので(だから落語の舞台は気を散らすようなものを極力削いでいる)、役者がその絵を描いてしまったらそれがなくなってしまうのです。

ただし、最初から「落語を当て振りする芸能」だと思って見ればそれなりに楽しめます。お馴染みの演目を俳優やタレントがどう演じるかを見るという一つのゲームみたいなものだと。気になるのは落語を知らない人がこれを見てどう反応するかということですが、噺に興味を持って落語の世界に入っていくか、自分の絵を想像する機能を失ってしまうか、後者にならないことを祈ります。

IT市場では、さまざまなサービスが提供されています。パソコン用ソフト、スマホ用アプリ、SaaSやらPaaSやら、それを買って導入すれば何かしらの機能を果たすもの。うまく取り入れれば、苦労して難しいシステムを作らなくても済みます。でも、これに浸りきってしまうと自分でプログラムを作る技巧は得られません。出来合いのものを使い回すことしかできないのは、ちと寂しいなと思います。

<今日の本歌>
ザ・ランチャーズ『真冬の帰り道』

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