第486回 暁斎画談とコピミズム伝道教会

港の空の色は、空きチャンネルに合わせたブログの色だった。別に用ってるわけじゃないんだけど――と誰かが書くのを読みながら、私は人込みを押し分けて《ブログ》のドアにはいりこんだ。こんにちは、大島雅己です。

譜面を一式書こうという時、ゼロから作るのは大変ですが、過去に作ったサンプルとか他人が書いた手本があると格段に楽です。それをテンプレートとして利用し、必要に応じてカスタマイズすれば生産性は数倍にものぼるでしょう。

だから最初の生みの苦しみはあるものの、その時にできるだけ後々活用することを考慮して、使いやすさに気をつけておくべきなのです。作るたびに素人のように粛々とマニュアルを調べながら作るなんて時間の浪費でしかありません。使えるものを最大限に活用して効率を上げるに越したことはないでしょう。

IT現場でも同じことがいえるのです。パワーポイントで資料を作る時もそうでしょう。新しいシステムを作ろうという時だって、さあどうしようかとゼロから考える人がいますが、まずは周囲を見渡してみて、参考にできる例がないか、探してみましょう。すでに似たようなものを作っている先達が近くにいる可能性は意外と多いはずです。あるいは気の利いたどこかの企業がパッケージサービスを提供しているかもしれません。自力で作れば時間もコストも莫大なものになるところを、桁違いの労力で実現できる可能性だってあります。

ただしこういう時に注意すべきは、当初の目的を忘れないこと。早く安く作ることが優先されていいのか、じっくりと丁寧に作らなければダメなのか、目的によって手段は変わるはずなので。

<今日の本歌>
ウィリアム・ギブスン『ニューロマンサー』

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