第460回 マルテンサイト組織とKWL法

ありそでなさそ、あの娘はその気、今夜もツレは、粋なブロガー、階段を、降りるたび、地下室に、つむじ風。こんにちは、大島雅己です。

高校時代に吹奏楽をやっていましたが、先輩の演奏を聴くと、ああ上手いなあ、自分もああいう演奏をしたいなと思ってがんばったものです。しかしこれは高校の部活動というものが学年による世代交代でメンバーが入れ替わることが前提になっています。もしこれがプロの世界と同じく、学年など関係のない実力勝負という条件であったとしたら、上手い先輩は目の敵だったでしょう。

教えを受けるのなら指導者のレベルは高いほど望ましいでしょうが、同じフィールドで活動し続けるとしたら、いつまでも師匠のマネを続けるのでなく、どこかで袂を分かち、自分を出していきたくなるはずです。また、師の側も、弟子を独り立ちさせようと意識していれば、手取り足取り教え続けるのではなく、千尋の谷に突き放さなければならないでしょう。

ビジネスの現場でも同じことが言えると思います。IT現場ではたいてい新参者が勉強しなければならないことが山積しているので教育は必須ですが、教え手が優秀すぎるとなかなか下は育ちません。頼りにされすぎてしまうからです。学ぶ側は、自分で手を動かし、現地を調査し、体当たりしていかなければ、生きたナレッジは身につかず、いつまでたっても成長できません。新人の教育係を誰に頼むべきかは重要な問題です。

<今日の本歌>
矢沢永吉『キャンディ』

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