第459回 カスタマージャーニーマップと陀那鉢底

Get Away/皆は/いう/早く立ち去ったほうがいい/ここは/ブログのどんぞこだ/書き乱れる/今日も明日も。こんにちは、大島雅己です。

映画『パンク侍、斬られて候』を観た時に思ったものだ。なんじゃこれは。なんというぶっ飛び様だ。こんなエッジの効いた映画が幅広い映画ファンに受け入れられるわけがない、一体どういう観客像をターゲットにしたのじゃろうか、あっ自分のような者か。こういう一部の偏執的マニアから強烈に支持される作品は結局そこから評判が広がって興行的にもヒットするのでしょう。

一方で、1985年の映画『タンポポ』では、ラーメンの味にダメ出しする客に向かってガンコ主人が「素人がガタガタ抜かすな」と激高しますが、それに対して客が「ラーメン食べにくるのはその素人なのに、素人にわからないラーメン作ってどうするの」と応酬しますね。これもまた言い得て妙です。

すぐれたパチンコ店は、プロも初心者も同様に楽しませるといいます。かつて立川談志も自分の落語は贔屓のファンから初めての客まで斉しく満足させなければならないと見得を切りました。こうなるともう名人の領域でしょうけれど、サービスを提供する立場にある時、一体どういう客層を喜ばせようとしているのかという意識は最重要だと思います。

IT現場でシステムを作る時も、そのシステムをサービスとして享受する人の顔をどこまで具体化できるか、その人がどんな場面でどう喜んでくれるかをイメージすること、これが出発点です。

<今日の本歌>
大沢在昌『新宿鮫』

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