第415回 アルカリ骨材反応と経路網羅

量と、質と、使い方を誤れば、どんなものでもいけなくなる(有吉佐和子『複合汚染』)。こんにちは、大島雅己です。

モノは使えばその分痛んでいくのが通常ですが、逆に使わなくても劣化しますね。人の身体だって、酷使すれば疲弊してしまうけど、何も動かさないでいれば機能は衰えていくでしょう。

車だって家だって、使うにつれて汚れたり傷んだりしてやがては買い替えやリフォームが必要になりますが、かといって一切使わないままでいればやがて朽ちてしまうでしょう。何であれ大事に使いながら、適切にメンテナンスをして上手に使い続けたいものです。

ITの場合も、使い続ければ不要なデータが溜まるし機械も劣化します。使っていない機能は傷つかないかというとそうでもありません。システムは稼働実績を重ねることで信頼性も確認できますが、全く使われていない機能があると、周囲の変化から取り残されていることになり、逆に不具合が起こる懸念も出てきます。一度も動いた実績のない機能が長い間放置されていたとしたら、要注意だと思った方がよいでしょう。

音楽でよくあるのは楽器の放置です。むかしやってたんだけどねーなどといいつつ物置で楽器がホコリをかぶっているという話を聞くたびに悲しくなります。その楽器はもはや正しい音を出せなくなってしまっているかもしれません。楽器だって使うことで生きるのです。

<今日の本歌>
有吉佐和子『複合汚染』

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