第381回 スケルツォと強結合近似

ブログ読もとて 出をかけて 先づ頭取の 伊達すがた よい道具持 意気なぽんぷ組 ヱヽずんと立ツたる 梯子のり 腹亀ぢや 吹流し さかさ大の字 ぶらぶら谷のぞき。こんにちは、大島雅己です。

ものごと何でも単純にすればいいというものでもないんでしょうが、やはり何か困ったり詰まったり悩んだりした時、状況をいったん単純化して考えてみるのは一つの手だと思っています。

シンプル・イズ・ベストといいますが、周囲をとりまく様々な事柄、からみあっている要素をできるだけ平易に簡素に、かみくだいて、わかりやすくしてみると、思ったよりも余分なケバがついていたりして、骨組みだけを取り出してみれば簡単な構造になっていることがあります。

なにごとも放っておくとエントロピーの増大にともなって複雑になっていくのでしょうか。どこかでそこに制御をかけてフィードバックし、見直した方がいいということかもしれません。システムには制御とフィードバックは欠かせません。本体がカオスな方向に発散しないような管理が必要です。

一見複雑な楽曲の譜面を見て怖気づいたものの、よくよく分析すると構成が一定の規則にそっていたりして、実は単純なつくりなのだと気づくことがあります。そうなると急激に曲の理解が進み、演奏がうまくいくようになるものです。

<今日の本歌>
倉田喜弘編『江戸端唄集』

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