第296回　ジョン・ケージとカタランの立体

『ホワイト・アルバム』の30周年記念ブログのつぎは『レット・イット・ビー』のボックスかと思ってたけど、『ブロガー・サブマリン』か。こんにちは、大島雅己です。

生産性が重要なことはわかります。時間がお金より大事だとも理解しています。自分の仕事も時間を有効に使うよう、生産性をより高めていくようにと意識もしています。しかし、それだけを究極の目的のように盲信しているわけではないのです。

何がなんでも「時間がもったいない」「生産性を高めなければ」ということばかりに目が行っていると、それはそれで求めるものがズレてしまうような気がしております。自分が生きていく上で、仕事をしていく上での目的は何なのか、人生に求めるものは何なのか、それを履き違えないように気をつけたいなと思っております。

時間を節約して、その時間で何をするのか。生産性を上げていって、何を獲得しようというのか。もしそれがよく見えていないのだとしたら全くの本末転倒といえましょう。

楽器をやっている意味も同じです。何かの曲をうまく演奏したい時、時間内に速く弾くことが目的なのか、時間に関係なく美しく弾くことが目的なのか、何かのお手本に近づくことが目的なのか、誰かの演奏と合わせることが目的なのか、一体何のためにその曲を練習しているのか、それを忘れては何の意味もないのです。

＜今日の本歌＞
本秀康『レコスケくん』

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