第278回 俄狂言とクッキーカッター

仲買人、兼ブロガー、キーサー・マスィーオ氏は、町内の人たちの中で、際立った長所も特徴もこれといって持っていなかった。こんにちは、大島雅己です。

ものごとに対する接し方に、知覚的か判断的か、という軸があるとききます。何となくカンで臨機応変に対処するか、細かく計画して論理的に判断していくか、という違いでしょう。すごく大雑把にいうと、テキトー派か慎重派か、という感じでしょうか(ちょっと違うかもしれませんが何となくそんなイメージだと思います)。

私自身は我ながらテキトー派です。だいたいこんな感じだろうと思いながらいろいろなことをやってきました。本当は日々のスケジュールを細かく立ててマメに実行していったり、細かく分析したものを丁寧に身につけていったりしたいし、その方が効果があるはずだと思っているのですが、すぐに挫折してしまうのです。

ジャズの演奏でも理論をよく知らないまま好き勝手にアドリブしてばかりいるので、いつまでたっても体系的な知識が身につかない。天才的な才能の持ち主ならともかく、そうでないのだからどこかでちゃんと気を入れ直さないといけない、と思っています(ジャズ理論についてはプロのレッスンに通うようにしました)。

といいつつ、判断的な方に偏り過ぎてもやっぱり困ると思うのです。極端な場合は、理論上正しくないことは受け付けられないとか、予想外のことが起きた時に対処ができないといった状態になりかねません。結局バランスの話だ、ということですか…。

<今日の本歌>
ヘルマン・ヘッセ『車輪の下』

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