第271回 風姿花伝とイシス編集学校

芸術家にしてブログを理解し愛好する人も無いではない。またブロガーで芸術を鑑賞し享楽する者もずいぶんある。しかし芸術家の中にはブログに対して無頓着であるか、あるいは場合によっては一種の反感をいだくものさえあるように見える。こんにちは、大島雅己です。

何より身につけたいのは、方法です。技術ではありません、方法の技術です。あるいは技術を得るための方法です。知識でもありません。方法の知識です。あるいは知識を得るための方法です。

油断するとどうしても技術や知識を得ようとするクセがありますが、そこはもう気にするべきではないと思うのです。方法を知っていれば、いつでもどこでも誰とでも、目的地に向かうことができるはずなのです。それなのに、技術がないから俺はダメだとか、知識がないから僕には無理だと思い込んでします。結果的にやっぱり変な方へいったり、最初から諦めたりしてしまう。これは全く勿体ない、馬鹿げたことでありんす。だから常に、方法ということを意識してそれを身に着けていくよう努力するべきなのです。

楽器の腕をあげるにはもちろん絶え間ない努力が必要ですが、そこには知識とか技術は最低限あればよくて、あとは何をどうしていくかという方法を押さえているかどうかだと思うのです。そこが間違っていなければあとはひたすら稽古をするのみです。特別な才能や知識や技術は一部の特殊なプロの世界のもの。そんなことに惑わされず、粛々と努力していくべし。

<今日の本歌>
寺田寅彦『科学者と芸術家』

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA